現地のことは全く知る由もありませんが、TVニュースで見る限りでは、自衛隊機が約500名の現地の邦人を退避させるべく到着しているのにまだ誰も乗せていないだけでなく、一人も空港に到着していないと。それぞれ個人個人に空港への許可証を発行して集合してもらうはずだと。既にドイツや韓国の人たちは全員退避したが、日本人は全く遅れているとのことで率直に「どうなっているのか」と胸が張り裂けそうです。米軍がアフガンを撤退すると決めたのが8月15日、そしてバイデン大統領は8月31日までで撤退期限は延期しないと明言しています。今日を含めて5日しかない中で500名の邦人を一人も残すことなく成功させることがこの有事の時にどれほど難しいことでしょうか。平時の旅行でさえ団体で行動するのに一人でも逸れたりすると大変な事態になるのに、今回は完全無政府状態の暴徒たちの中で何が起きてもおかしくない脱出作戦です。こんなことなら、どうして2週間もあったのに前もって準備していなかったのか、最同盟国の米国とどうしてもっと連絡を取り合い共同作戦を練れなかったのか歯がゆい気持ちでいっぱいです。常々日本という国に生まれそこで生きていることに大きな誇りを持っています。どの国よりも安全で国家は常に国民に寄り添い生命と財産を守ってくれると信じてきました。どうかこの短い期間の中で一人の命も失うことなく、また一人たりとも置き去りにすることなく必ず帰国させてほしいと切に切に願うばかりです。