市場関係者によれば「通常のように魚が市場に集まってこない。そもそも漁師が漁に出て行っていない。獲っても売れる見通しもないし燃料代にもならないから出漁しない」というのが日本の今の現状ですが、全く同じ話をオマールの輸入業者から聞きました。原産地はカナダが主流のオマール海老ですが、昨年のコロナ以来獲って来ても全く売れない状態が続き、それで漁師たちは漁に出なくなってしまったというのです。ところがワクチン接種が進むと今度は反転してドンドン需要が高まるのに供給が追いついて行かない、絶対量が不足して今度は価格が暴騰し始めて、日本の輸入業者はその影響をモロに受けているそうです。安価で使いやすく洋食には欠かせない食材でしたが「これ以上高くなったらメニューから外すしかない」とホテルやレストランのシェフたちが嘆いているとのこと。今日大阪は1,310人の感染者を出し、過去最多数を更新するという現実に途方に暮れるばかりです。