広島で開催されたG7サミットが大きな事故もなく無事に終了できたことは喜ばしいことです。数々の世界規模での難問の糸口が見つかりそれに向かって一致団結しながら解決に向かって欲しいものです。ゼレンスキー大統領が戦渦を乗り越えて参加できたことは大きな成果だったと思います。今回のサミットでは「核の問題」が大きなテーマでした。かつてウクライナは核保有国でしたがそれを放棄し平和の道を選択しました。もし保有国のままだったとしたらロシアからの侵略はなかったかも知れませんが、逆に保有国であることからロシアのような侵略国になっていたかもしれません。地球と人類を何百回も滅亡させるほどの核兵器が地上に存在していて、今なおそれを増幅させようとしている国があります。今回のサミットが成功かどうかはその後の世界情勢によることなので結論は出せないでしょうが、中心7ヶ国とは全く意見の違う別な国家群があり、核を保有して対峙して来るとしたらそれにどう向き合うのかが最大のテーマでしょう。7年後に再び日本で開催される時にはもっといい意味で違った世界になっていて欲しいと切望します。