水産業界では年末までの忙しいピークが過ぎて新年を迎えると見事に動きが止まってしまいます。まぐろまんもあれ程動いていた問屋さんからの注文もピタッと停滞状態になります。動いているのは、時期などにあまり左右されない高齢者施設などですが、それでも前年同月比ではまだ上回っている方です。今年違うのは「ホタテの特価品」が出たことです。その問い合わせや出荷などで動きがみられ若干の活気があることです。まぐろまんを定期的に使って頂いている新潟県の問屋さんが今回のホタテ特価品を非常に気に入って頂き、「出来れば全量欲しいのだが、他への流通もあるでしょうからとりあえず700㎏ほど納品して貰い、その後にまだ残っているようなら出来るだけ多く欲しい」との注文連絡を頂きました。実は、同じ商品なのに九州地方へ出した先からは「思っていた以上にホタテの貝殻の混入状況が芳しくなかったので今回は見合わせます」と言った連絡が入りました。当然使う側で許容範囲内か、範囲外かで決まってしまうような特価品ですが、幸いなことにほかの問屋さんでも使ってみたいと100㎏ほどの注文を貰うところもありました。こんなやり取りをしながら将来は全てまぐろまんに連結するための道作りと考えています。