かなり以前から松茸や国産牛などをECサイトで販売し、相当な業績を上げて来た三重県の業者さんが友人の中の一人としておりました。冬には更にカニなども扱って結構繁盛していたようでした。ところがこのコロナ禍やインバウンド需要の落ち込みの影響を受けて業績は厳しいとのこと。「三宝さんでやっている『まぐろまん』を販売させて貰えないだろうか」と相談を受けました。取引しないという理由はなかったので快く承諾しました。暫くすると「得意先にサンプルとして出したいのだが200g冊では大き過ぎるので半分程度にならないだろうか」との依頼を受けました。工場と相談して出すことにしました。すると早速、天身40PCと中トロ30PCの注文が入りました。「連休後の15日には使いたいという秋田県の得意先に出荷するというので最低でも13日には届けて欲しい」と言われ、工場に確認すると「何とかしよう」ということになり承諾しました。すると返事が来て「更に追加で天身を40PC最短で送って欲しい」と。得意先との長年の信頼関係の上での商売だとすぐに察しがつきました。その場限りの儲けも必要だがそれ以上に大切なものはやはり「信用」だと再確認しました。