保冷剤

まぐろまんをかなりの量を販売してくれていた問屋の担当者が9年間勤務したその問屋を退職し転職したというので挨拶に来社しました。先週の土曜日には社内コンペがあり167打でブービーメーカーになったということでひとしきりゴルフ談議が続きました。さて転職先はドライアイスや保冷剤の国内シェア50%を持つ大手で営業を担当するとのこと、上司を伴って来ました。保冷材は松山の工場で使用するので見積もりを取って検討することにしました。話の中で出て来たのが「保冷材の温度帯」でした。ほぼ3種類に分けられていて①−25℃ ②−16℃ ③0℃ とのこと。早速冷凍庫から保冷剤を取り出して見てみました。500gでまぐろまんを送ってくる際に同梱されていますが、どこを見てもその温度帯の表記はありません。上司が言うには「冷やしたい物よりも保冷材の温度帯が高ければ、その物を冷やすどころか逆に温度を奪ってしまい溶かしてしまうことにもなりかねない」と言いながら、良い例がアイスクリームだそうです。0℃の保冷剤をアイスに使えば、冷凍を保つよりも解凍させてしまうと言っていました。長年保冷剤を何気なく使って来ましたが、そんな事になっているとは全く知りませんでした。問題は、まぐろまんの輸送時の保冷剤です。今の段階でトラブルやクレームになったことはありませんが、ひとつの知識として知って置けたのは有難いことでした。