とある会社の担当者から「カニ業者を紹介して欲しい」と言われて大手の担当者を連れ引き合わせたのが7月頃で、その後のことはどちらからも全く連絡がなかったのに、今朝一番で「キャンセルになって大損を喰らった」と激高して電話が来ました。何度もサンプルを出し最終的に上司の承諾を得て1,000万円以上の注文を貰って全て取り揃えた矢先の昨日「社長の一言でキャンセルに」ということになったとのこと。売り手側だけの話では判断付き兼ねると思い買い手側を早速訪ねて事情を聞いてみると、やはり担当者自身も「トップ(社長)に対する不信がある」と証言しましたが、会社人としてはどうすることもできないと板挟み状態でした。初めての取引で担当者だけでなく取締役の上司の承諾を得て売り手側は商品を揃えたのに買い手側社長の「鶴の一声」でキャンセルになるというのは正に「商道に反する行為」と言われても仕方のないことだと思います。その行為でどれだけの信用と信頼を失うかを考えたら目先の1,000万円の比にならないのは明白です。商道は天道に通じます。間違った行為で得た利益はいつか必ず大きな損となって返って来ます。紹介した手間どちらからも「感謝され喜んでもらえるように」と思いながら、次の一手を考えているところです。