マグロが相当不足しています。有名大手寿司チェーン(宅配専門)の担当者から「毎月10トンほど使用したいので見積もりが欲しい」と言ってきました。普段はほとんど掛かって来ない所からの問い合わせはいろいろな意味で要注意です。だいたい決まった問屋から決まった種類の魚を決まった量だけ納品するという話がついているのがこの業界の暗黙の了解です。そのルートから取れないということは何か異変があったはずです。問屋との関係が何らかの原因で悪くなり取れなくなった、魚の供給量が予定通り入らなくなった、魚そのものが獲れなくなったなど様々な原因を考えながら対応する必要があります。毎月10トンのマグロを供給するということは決して半端な数量ではありません。それをいきなりあまり取引のないところまで問い合わせしてくる背景にはかなり「ヤバい」事態が想定されます。お盆前ということもあり一先ず保留にしました。考えられることとしては「マグロが獲れずに価格が高騰していること」があげられると思います。前にも述べたかも知れませんが「台湾、中国、韓国等が価格高騰を狙って買い占めに入っている」ことが原因かと思います。コロナ禍の影響は様々ですが水産系も大きな打撃を受けていて早急な解決策を願うばかりですが、今日全国感染者数が初の2万人越えで、出口が全く見えません。