今朝「米国では進化論を肯定する割合が半数を越えて成人人口の54%に達した」という記事に目が留まりました。日本では大した問題にはならないことだと思いますが、米国で半数を越えたということにちょっと驚きを感じました。キリスト教やユダヤ教、イスラム教などをベースにする人々はその根底に進化論と対比される創造論があると思っていましたし、米国人の建国精神には常に神が共にあり、学校教育でも神や聖書を学ぶことから当然大半以上は進化論否定派でしたが、調査した研究所によれば2016年を境に進化論肯定派が過半数を占めるようになったとのこと。では何故それが問題かというと、今までの概念では米国は世界の警察国家であり自分たちが世界の秩序を保っているのは「創造主である神の名のもとに」というからなのに、国民自体が知らず知らずのうちにその理念を放棄し始めているのではないかと懸念したからです。ある意味で今回のアフガン撤退にも間接的な要因として国民思想の中に徐々に変化が出始めている結果ではないかと考えてみると、最同盟国とは言え国民世論によっては「日本を守る必要などない」という結論が出たとしたら、日米同盟の絆が切れてしまう可能性もないとは言えない。話は飛躍しすぎだが、日本は「真の独立国家」としての道を歩む決断が必要な時が来るのではないかと考えさせられた今朝の記事でした。