30年来の友人から「癌が再発して入院して闘病生活を送っている」という知らせを受けて唖然としました。5年前にはエイジシュート(年齢と同じスコアでラウンドするアマチュアゴルフの金字塔の一つ)を達成し70で回ってきたと自慢そうに連絡が来て、元気な様子だったので信じられない気持ちで一杯です。アメリカ仕込みのゴルフはアマとは言えかなりの本格派でいろいろ教わることが多かったし、一緒にコースを回っていても本当に楽しい友人でした。そんな彼が病床に伏した写真の姿は見る影もない程でした。僅か5年足らずで人はこんなにも老いたり朽ち果てるものかと思えるほどの姿で声を失ってしまいました。最新の治療で再起を願うばかりですが、同時に人生の儚さを垣間見た瞬間でもありました。100年人生と言えば75歳などまだまだ序の口ですが一旦病魔に取り付かれるとあっという間の生き様かと思うくらいです。「天上世界に移るような時が近いようです」という言葉を聞きながら、どうやら覚悟を決めているようにも受け取れますが、友人の一人としてはもう一度復活して一緒にゴルフをしながら人生の何かを語り合いたいと切望しています。