正確には分かりませんが、私の場合は80%以上の確率で失くしたものは見つかるという確信があります。しかし今回ばかりはそれには当てはまらないような落とし物でした。先日の東海圏での展示会を無事終えた翌日は得意先の仕出屋の総料理長と商談して帰路に着きました。戻って名刺を整理しようとしてワイシャツのポケットから取り出そうとして「あっ!無い」ということに初めて気付きました。今度は上着から、ズボンから、カバンの中をひっくり返してみてもどこにも見当たりません。今回の展示会関係の名刺が全部入っていたので呆然としてしまいました。14日の夜のことでしたが、以来今日(18日)まで気になって気になって何も手につかない状態でした。丸5日間探し続けましたが全く手掛かりがないまま過ぎて行きました。さて、いつものように不思議なことが突然起こりました。何と、いつもの机の上のパソコンのディスクトップ脇にしっかりと置かれてありました。そこは何度も何度もひっくり返して探した一番身近な場所なのに、どうしてこんなところにあったのか未だに不思議でたまりません。もしかしたら「ボケが始まったのか」とさえ思えるほどです。明らかに以前の状態で中身も変わらず一番見えるところから発見されました。改めて思うことは2つ。ひとつは「如何に人間の思い込みが激しいか、そして間違いは誰にでもある」ということ、そしてもうひとつは「失くしたものは必ず見つかる」ということ。これで確率が80%を越えたかも知れません。展示会のお礼状メールを書きながらしみじみ感じています。