沖縄の高級リゾートホテルで6月から大量のまぐろまんを導入して頂くことになりました。その取引にご尽力を頂いた問屋さんの担当者から「評判は良いです。ただ若干色目の薄いものが入っているがこれはどうしてか」との質問を受けたので工場長とも相談しながら回答しました。「まぐろまん(キハダ)の原料は延縄船で漁獲する天然魚です。回遊魚なので漁獲する海域や漁獲する時期などの条件によって色目は相当に違います。天然魚であることからそれは回避することが出来ません。更に、同じ一尾のマグロでも血合側と筋目側とでは相当色目は違ってきますし、背側の頭部は色目が薄くなります。キハダの場合は原魚が40㎏上を使用していますが、当然赤身もあれば脂身もあります。しかし全てを『赤身』として出荷することから当然色目が変わってくるのは間違いありません。部位による色目の違いは必然的に起こり得ることなのでご理解ください」とお伝えすることになりました。