知人が中国に渡ったのは8月26日のことでした。現地では10日間の隔離生活を余儀なくされ、それでも何とか持ち応えて今日(5日)晴れて出所の運びとなりました。ところが事態が急変、その都市にロックダウンが宣言され、11日(日)までの1週間を今度は自宅隔離になるとのことでした。そして大きな難問に直面することになってしまいました。「食糧難です」今までの10日間は毎食(朝昼晩)食事が隔離所のドア前に届けられていましたが、今度の自宅隔離1週間は全く食事の手配が出来ないというのです。自宅ドアには密封のテープが貼られるようでそれを破って外出することは出来ませんし、街中はロックダウンなので誰も歩いていない状況、当然配達も出来ません。500mlの飲料ボトルが10数本あるのみで、それで1週間凌がなければならないという最悪の事態に陥っているとのことでした。出国前には全く予期していない想定外の出来事に遭遇して困惑状態です。初めて入国した中国での「恐ろしいまでの歓迎ぶり」にどう対応するか。日中国交回復50周年を迎える今年の行事に岸田首相はどうやら参加を見送ったようですが、まさかこんな身近で日中の違いを見せつけられるとは思ってもみませんでした。彼の無事を祈るばかりです。