そもそも、まぐろまんの根本理由は何ですか

① 解凍が簡単、ドリップが出にくい、変色しにくい、保管保存が可能、というまぐろまんの特徴をどうして出せるのか、その根本理由は何かという質問をたくさんの方から受けます

② その回答を致します

③ 理由は2つです

(1)原料由来として

・はえ縄漁船で漁獲したマグロでも海域や季節、また漁獲の順番で保管状態によっても鮮度品質がかなり違ってきます

・それをランク分けした時、まぐろまんの原料となるのは最上級クラスのSとAランクのみです

・つまり良質のマグロには「力がある」ということを発見しました

・良質のマグロは独自が持つ力で赤色を長く保てたり、ドリップの流出も少なかったり、逆に言えば低質なマグロは早く黒変するし、ドリップもたくさん出てしまうという点を発見しました

・まぐろまんの原点は良質な原料を厳選する熟練職人の目利きということでした

(2)製造由来として

・冷凍原料を工場内で解凍し発色させますが、その際にマグロの細胞破壊を最大限抑えるための技術が必要となり、特に時間帯と温度帯が微妙に影響して来ます

・工程内で発色しない原料は除外し、発色するもののみを次の工程に進めます

・更に独自の熟成加工を施して真空パック詰めを行い、製品として出荷するまで超低温冷凍庫(-50℃)で保管します

(3)この内容は企業秘密として公開することはできません

④ オキシ化とメト化について

マグロが鮮やかな赤い色をしているのは筋肉色素のミオグロビンと空気中の酸素が結合して起こる現象でこれをオキシ化と言います。しかし時間が経過しミオグロビンから酸素が離れるとミオグロビンがメトグロビンに変性します。この時に赤色だった肉質が徐々に褐色から黒色に変色していきますがこれをメト化と呼びます。

まぐろまんは独自の製法によってオキシ化した状態を保持させメト化を遅らせることで最大の特徴を発揮させることに成功した極めて画期的な商品です。